作品 21

2000年 太刀 天田昭次作之
平成十二年弥生吉日
刃長 74.0cm 反り 2.0cm
形状 鎬造り、庵棟、中切先。
地鉄 (じがね) 小板目肌よく詰み、地沸よくつき、細かい地景入る。
焼刃 (やきば) 焼き幅狭い直刃、匂口締まりごころに小沸つき、小足よく入る。
帽子 (ぼうし) 直に大丸気味に浅く返る。
彫刻 表裏に棒樋を掻き流す。
中心 (なかご) 棟小肉、鑢目筋違、先刃上がり栗尻、孔一。

前掲作の四年後の作品である。素材・手法ともほとんど同じく踏襲した。
本作の地鉄は小板目肌がより細かく、直刃の焼き幅をわずかに抑えてはいるが、同趣である。
鑑定会に出品されれば、紛れることなく入札されるべき作風である。

名称と用語集へ

作品リストに戻る

HOME

天田昭次 作品集より