2000年 | 太刀 | 銘 | 天田昭次作之 平成十二年弥生吉日 |
刃長 74.0cm 反り 2.0cm |
形状 | 鎬造り、庵棟、中切先。 |
地鉄 (じがね) | 小板目肌よく詰み、地沸よくつき、細かい地景入る。 |
焼刃 (やきば) | 焼き幅狭い直刃、匂口締まりごころに小沸つき、小足よく入る。 |
帽子 (ぼうし) | 直に大丸気味に浅く返る。 |
彫刻 | 表裏に棒樋を掻き流す。 |
中心 (なかご) | 棟小肉、鑢目筋違、先刃上がり栗尻、孔一。 |
前掲作の四年後の作品である。素材・手法ともほとんど同じく踏襲した。
本作の地鉄は小板目肌がより細かく、直刃の焼き幅をわずかに抑えてはいるが、同趣である。
鑑定会に出品されれば、紛れることなく入札されるべき作風である。
天田昭次 作品集より